【東神奈川駅前の謎 その3】なぜ隣接する京急の駅は、長年「仲木戸駅」だったのか?

謎

現在の京急東神奈川駅は、2020年まで「仲木戸駅」と呼ばれていました。JR東神奈川駅とは歩道橋で結ばれた乗換駅でありながら、長年まったく異なる駅名を名乗っていたのです。

その理由は、京急の駅の方がJR東神奈川駅より先に開業していたからです。

京急東神奈川駅の前身は、1905年に開業した「中木戸駅」です。一方、JR東神奈川駅が開業したのは1908年。京急側は、まだ東神奈川駅が存在しない時代に、周辺の一帯が「仲木戸横丁」と呼ばれていたことに由来した駅名を付けていました。その後、表記が「中木戸」から「仲木戸」へ変わり、100年以上にわたって使われました。

ところが、JR東神奈川駅と隣接しているにもかかわらず駅名が異なるため、両駅が乗換可能であることが利用者に十分認識されていませんでした。そこで京急は、乗り間違いを防ぎ、乗換駅としての利便性を高めるため、2020年3月14日に「京急東神奈川駅」へ改称しました。

100年以上使われた「仲木戸」という歴史ある駅名も、結果的に、京急側がJRの駅名へ合わせた形です。鉄道案内におけるJRの影響力の強さを物語っています。

 

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