【山手駅前の謎 その1】なぜ山手町にないのに「山手駅」なのか?

謎

山手駅がある住所は横浜市中区大和町二丁目です。山手町は駅から約1km以上離れてます。それなのになぜ駅名は山手駅なのでしょうか?

 

横浜のJR根岸線「山手駅」は、町名から素直に付けた駅名ではなく、駅名決定の経緯によるものです。

根岸線の建設時、現在の石川町駅は山手町に近いことから「山手町駅」とする案があったとされています。地元住民の要望により駅名は「石川町駅」となり、その経緯のなかで隣駅が「山手駅」となりました。

その結果、山手駅は山手町ではなく、現在の中区大和町二丁目に設置されました。開業直前には地元の山手東部町内会が、

  • 駅の所在地は立野周辺で山手町ではない
  • 山手町へ行く利用客が間違えて降りる

として国鉄に改名を陳情しましたが、採用されませんでした。横浜市の区史にもこの経緯が記録されています。

つまり、ひと言でいえば、「石川町駅に付く可能性があった山手の名が、隣駅へスライドしたため」です。なお、洋館や外国人墓地など、一般に観光地として知られる山手町へ行くなら、実際には石川町駅や元町・中華街駅のほうが便利です。横浜市も山手を山手町だけでなく周辺を含む広域的な地区名として扱っており、「山手」は町名より広い地域名称でもあります。

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