隣の花月総持寺が再開発、反対側の新子安がタワマンが建ったなど利用者数と反比例するようにこの街は発展しませんでした。その要因は4つ
① 工場・物流施設が多く、発展の余地が少ない
一般的な駅では、駅周辺のまとまった土地に商業施設やマンションが建ち、そこから街が発展していきます。
ところが、生麦駅の海側にはキリンビール横浜工場をはじめ、工場、倉庫、高速道路などの大規模施設があります。
工場は地域の雇用や知名度を支える重要な存在ですが、広大な敷地の内部に商店街が形成されるわけではありません。そのため、駅から海側へ向かう人の流れが、そのまま商業地の拡大には結びつきにくかったのでしょう。
②開かずの踏切による街の分断
生麦駅の周辺には京急線だけでなく、JR東海道線や京浜東北線などの線路も並んでいます。駅の東西を移動できる場所が限られているため、駅を中心として人の流れが広がりにくい構造です。
特に駅近くの踏切は交通量が多く、列車の通過によって人や車の移動がたびたび止められます。
駅の東側と西側が一体化しにくく、それぞれ別の生活圏になっていることが、まとまった駅前商業地を形成しにくかった一因と考えられます。

国道15号の反対側に行くには3回踏切を横断しなければならない。車での横断は特に注意が必要だ

京急の踏切とJR踏切の間にある歯医者。ふみきり歯科とはなんとも自虐的なネーミングセンスだ。
③第一京浜(国道15号)が壁になっている
駅の種類で言うと幹線道路平行型駅となる。このようなタイプの駅では幹線道路で街が分断されてしまい、線路と幹線道路の間にしか発展要素が無い。そのため住宅・商業地の発展場所が限定的になってしまい発展しにくいのが特徴である。

駅のすぐそばにある幹線道路国道15号。通称第一京浜と呼ばれる交通量の多い道路。この道路と線路の間が100mもないため発展する土地が限られてしまう。
④北西側が丘陵地で平地が少ない
道路と反対の土地は丘陵地になってしまい発展しにくい。大きなマンションなども建ちにくく、戸建てがメインとなってしまい静かな住宅街となってしまう。また商店街出たところに寺があるのも発展しにくい要因でもある。

商店街出たところにある安養寺。その向こうの住宅が小高くなってるのが確認できる。
