【東神奈川駅前の謎 その1】なぜ横浜線の起点は横浜駅ではなく東神奈川駅なのか?

謎

「横浜線」という名前から、横浜駅を起点とする路線を想像しますが、正式な区間は東神奈川駅から八王子駅までです。

その理由は、元々横浜線が現在のような通勤路線ではなく、八王子周辺で集められた生糸などを横浜港へ運ぶための鉄道として計画されたことにあります。前身の横浜鉄道は1908年、八王子駅―東神奈川駅間を開業しました。

当時の横浜駅は現在とは場所も鉄道の構造も異なっており、八王子方面から来た線路を横浜市街地まで直接延ばすより、東海道本線と接続でき、港にも近い東神奈川を終点とする方が都合がよかったと考えられます。

さらに、東神奈川駅から海側には東高島駅や海神奈川駅方面へ貨物線が延びていました。横浜線で運ばれてきた荷物は、東神奈川から港湾地区へ送ることができたため、旅客列車が横浜駅まで乗り入れる必要性は高くなかったのです。

横浜線の「横浜」は横浜駅を意味するのではなく、八王子と横浜港を結ぶ路線として名付けられたもの。港へ貨物を運ぶ際の接続地点として東神奈川駅が選ばれたため、現在もここが横浜線の起点となっています。

 

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