【小島新田駅】意外!大師線利用者最多なのに駅前は超地味?終点駅に隠された4つの謎

小島新田駅前の謎 アイキャッチ画像

京急大師線の終点・小島新田駅。1日の平均利用者は2.2万人で、京急川崎駅を除き最も利用者数が多い駅である。

終着駅でありながら駅前は驚くほど静かで、初めて訪れる人は「本当にここが終点なの?」と感じるかもしれません。しかし一歩周囲を見渡すと、日本を代表する研究開発拠点「キングスカイフロント」、羽田空港へと続く多摩川スカイブリッジ、そして工場地帯ならではの独特な景観が広がっています。

なぜ京急大師線はここで終わるのか。なぜ利用者が多いのに駅前は大きく発展しなかったのか。そして「小島新田」という駅名にはどんな由来があるのか。

今回は、そんな数々の謎を持つ小島新田駅を歩きながら、その歴史や街の魅力、将来性まで徹底的に探っていきます。

出入口は1カ所しかなく、周りに商業施設もない静かな駅という表現が似合う。

 

駅名の由来

「小島新田という名前は、江戸時代に小島六郎左衛門らが干拓してできた『新田』に由来します。」
現在は工場や研究施設が立ち並び、かつての新田の面影は残っていません。しかし、駅名には約200年前の開拓者・小島六郎左衛門の功績が今も受け継がれています。

「工業地帯の終着駅」という現在の姿からは想像しにくいですが、この街はもともと海を切り開いて誕生した”新しい田んぼ”が始まりだったのです。

駅前にはセブンイレブンがあるが、街によくあるセブンイレブンにょりもだいぶコンパクト。
地味な印象が強い駅である。

 

街の住みやすさを評価

💰家賃相場  ★★★★☆ 終点駅ということもあり安め
🚃交通利便性 ★★☆☆☆ 京急川崎駅まで約10分。羽田空港近い
🚗車利用   ★★★★★ 首都高インター近い。産業道路もすぐ
🛒ショッピング★☆☆☆☆ 利用者数に反してお店少ない。
🍜グルメ   ★☆☆☆☆ 個人系飲み屋は少々あるレベル
🛡️災害安全度 ★★★☆☆ ほぼ海抜3m未満地帯も治水整備
🏥生活インフラ★☆☆☆☆ 商業施設もなく、公園・病院なども少な目

 

小島新田駅の家賃相場


間取り
家賃相場
ワンルーム約6.2万円
1K約8万円前後
1LDK約12万円前後
2LDK約15万円前後

キングスカイフロント周辺の比較的新しいマンション平均を上げてるが、全体的にリーズナブル

 

こんな人におすすめ!居住者タイプ別評価

単身男性   ◎  家賃良し、車持つならアリ
単身女性   △  夜は人通り少ない。駅前賑わい少ない。
カップル   ○  家賃良し、買い物は不便。車持つなら。
ファミリー  △  交通量多い。公園少ない。
学生     △  娯楽施設・飲食店少な目
高齢者    △  静かな住環境・家賃手頃も買い物不便
外国人    〇  キングスカイフロントで働く人向け

 

商店街・商業施設

特に駅周辺に商店街・商業施設はありません。

 

見どころ・散歩スポット

【キングスカイフロント】

キングスカイフロントは、多摩川沿いに整備された研究開発拠点。医療・ライフサイエンス・ロボットなど最先端企業や研究機関が集まる、川崎市を代表するイノベーションエリアです。

特別な観光スポットというわけではありませんが、2004年から段階的に整備が進められ、現在では多くの企業や研究機関が集まる研究開発拠点へと成長しました。今後も企業の進出や開発が続き、さらなる発展が期待されるエリアです。

 

多摩川スカイブリッジ

多摩川スカイブリッジは、2022年に開通した多摩川を渡る橋で、川崎市と羽田空港周辺を結びます。車・バス・自転車・徒歩で通行でき、羽田空港へのアクセス向上に大きく貢献しています。
徒歩約20分で天空橋駅へアクセス可能。羽田空港も徒歩圏内という、全国でも珍しい立地です。

新しい道路で利用も多くない。空港まで歩いていけるインパクトは強い。

 

かわさき多摩川ふれあいロードと干潟

多摩川右岸に整備された遊歩道・サイクリングロード。多摩川スカイブリッジや羽田空港方面へ続き、散歩やジョギング、サイクリングを楽しめます。干潟にはカニが多く見られ、子供たちの団体が自然教室をしている姿も見られました。

天気が良ければ歩いているだけも気持ちがリフレッシュされます。

 

川崎貨物駅

小島新田駅出てすぐの陸橋からは川崎貨物駅が見られます。多くの貨物列車が往来したりスイッチバックしたりしており、鉄道マニアでなくとも楽しめる場所です。汽笛がよく鳴っており、このあたりの情緒を感じます。

 

💡【小島新田駅前の謎その1】なぜここが終点?もっと先まで延ばせなかったのか?

実は京急大師線は、現在の小島新田駅が当初から終点だったわけではありません。

かつてはさらに先の塩浜方面まで路線が延びていましたが、1964年に国鉄塩浜操車場(現在の川崎貨物駅)の建設に伴い、小島新田~塩浜間が休止。その後1970年に正式廃止となり、小島新田駅が終点となりました。

現在も「羽田空港方面へ延伸できないのか」という声はありますが、多摩川横断や事業費など多くの課題があり、実現には至っていません。

つまり小島新田駅は、「最初から行き止まりの駅」ではなく、歴史の流れの中で終着駅となった駅なのです。

貨物駅が優先されてしまい、大師線がここまで(小島新田駅まで)しか伸ばせなくなってしまった。

 

💡【小島新田駅前の謎その2】なぜここが利用者最大なのか?

駅前には商店街も大型スーパーもなく、一見すると利用者が多い駅には見えません。しかし実は、小島新田駅は京急大師線で最も利用者数が多い駅です。※京急川崎駅除く

その理由は、周辺に広がる工場地帯や物流施設、さらに近年発展したキングスカイフロントへの通勤需要です。駅前からは企業の送迎バスも多数発着しており、朝夕は多くの通勤客で賑わいます。つまり、買い物客ではなく**「働く人」が駅の利用者数を支えている**ことが、小島新田駅最大の特徴なのです。

キングスカイフロントがメインだが、それ以外の工場も多数あり、通勤手段としての役割が強い

 

💡【小島新田駅前の謎その3】利用者数は京急大師線No.1なのに、駅前はなぜ静かなのか?

利用者数だけを見ると、小島新田駅は京急大師線で最も利用者の多い駅です。しかし、駅前には商店街や大型スーパー、飲食店街などはほとんどなく、終着駅とは思えないほど静かな雰囲気が広がっています。

その理由は、駅の利用者の多くが「買い物客」ではなく「通勤客」だからです。周辺には工場や物流施設、キングスカイフロントなどの研究開発拠点が集まり、朝夕は多くの人が駅を利用します。しかし、仕事が終わると送迎バスや電車で帰宅する人が多く、駅前で買い物や食事をする人はそれほど多くありません。

つまり、小島新田駅は利用者数は多くても、駅前商業が発展しにくい構造となっているのです。

駅前ウォッチャーズの法則
産業集積駅の法則:産業街の駅前は商業施設が発展しにくい

周辺には工場や物流倉庫、研究開発施設が多く、利用者の中心は通勤客。そのため、駅の利用者数は多いにもかかわらず、駅前商業が発展しにくい構造となっています。

これは小島新田駅だけでなく、生麦駅、新子安駅、鈴木町駅など、企業や工場が集積する駅にも共通して見られる特徴です。

この一帯はトラックの往来が多い。産業街の特徴が良く出ている。

 

💡【小島新田駅前の謎その4】キングスカイフロントはなぜここなのか?

一見すると工場が広がるだけの街に見える小島新田。しかし、この地には世界を見据えた研究開発拠点「キングスカイフロント」が整備されています。

その最大の理由は、羽田空港に隣接する立地です。国内外へのアクセスに優れ、首都高速や京浜工業地帯にも近いことから、企業や研究機関にとって非常に利便性の高い場所でした。さらに、いすゞ自動車川崎工場跡地という広大な用地を活用できたことも、整備が進んだ大きな理由です。

現在では医療・ライフサイエンス分野を中心とした企業や研究機関が集まり、川崎市を代表する国際研究開発拠点へと成長しています。

・川の反対側とはいえ羽田空港が近い
・元々は「いすゞ自動車の川崎工場」があり、その広大な跡地が活用できた
・周辺に企業工場が多数ある

などの要因が考えられます。

まだ空き地もあるため、さらなる拡大もありそうだ。

 

🔮【小島新田駅前の未来】これから街はどう変わる?

小島新田駅周辺が、今後商業地として大きく発展する可能性は高くないでしょう。

キングスカイフロントでは企業や研究機関の集積が続いており、羽田空港や多摩川スカイブリッジとの相乗効果によって、国際的な研究開発拠点としての価値は今後も高まっていくと誰もが想像するでしょう。

しかし、その一方でキングスカイフロント内のカフェやレストランが営業終了やまだ空き地が埋まらないなどなど、発展に疑問の部分もあります。

産業・研究開発の街としてさらに発展するのか、それとも現状維持にとどまるのか。小島新田駅の未来は、今後も注目して見守っていきたいところです。

取材時に利用しようと思っていたレストランが既に営業してなかった( ;∀;) 

まとめ

住む町というよりも働く街という印象が強い街でした。

キングスカイフロントなど近代的なエリアも誕生し、新たな街づくりが進められていますが、この街が今後どこまで発展していくのかは注目したいところです。

また、羽田空港へバスでアクセスしやすく、多摩川スカイブリッジを利用すれば天空橋駅方面へ徒歩でも移動できるなど、空港を利用する機会が多い方や、研究機関・工場・物流企業などで働く方にとっては、便利な立地と言えるでしょう。

終点なのに利用者数は京急大師線No.1。静かな駅前の裏側では、働く人々と最先端技術がこの街を支えていました。小島新田駅は、そんな他の駅にはない個性を持つ終着駅でした。

 

おまけ

鉄道マニアでなくても気になる車止め

 

景観条例のためか?キングスカイフロント内のセブンイレブンはモノクロ仕様になってました。

 

宿泊するならキングスカイフロント内のこちら
「The HOTEL Well-hub Haneda」平日なら朝食付きで2万円前後とちょっとお高目
空港無料送迎付き。ヨガやDJなどのアクティブが付いた「日本体験型ホテル」らしい。

ランチはキングスカイフロント内の殿町食堂。このあたりの地名が殿町でキング、羽田空港の前だからスカイフロントか!と納得した瞬間

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