1.家賃相場 ★★☆☆☆
2.通勤通学快適度 ★★★☆☆
3.マイカー利用 ★★★☆☆
4.単身適正 ★★★☆☆
5.ファミリー適正 ★★★★★
6.ショッピング ★★★★☆
7.グルメ ★★★☆☆
8.エンタメ ★☆☆☆☆
9.街の賑わい ★★★★☆
10.不動産投資適正 ★★★☆☆
🏁総合点
👉 31 / 50点

東急東横線の各駅停車駅。渋谷と横浜のちょうど中間あたりに位置する大倉山駅は、派手な再開発や巨大タワマンこそ少ないものの、独自の情緒あふれる文化を今も残している街だ。
駅前には長く続く「エルム通り商店街」が広がり、チェーン店だけではない個人商店や昔ながらの飲食店が今も現役。近年は全国的にシャッター街化する駅前も増えている中、この街にはしっかりと人の流れと生活感が残っている。
一方で、駅から少し離れると落ち着いた住宅街が広がり、ファミリー層からの支持も強い。東横線ブランドの安心感と、どこか庶民的な空気感。その両方を持ち合わせているのが大倉山という街だ。
1日の平均乗降人員は約5万人。東横線の各駅停車駅としては利用者数が最も多く、急行が止まらない駅でありながら街の地力を感じさせる。実際に歩いてみると、「住む街」としての完成度の高さを静かに感じる駅であった。

📜名前の由来はこの地域の実業家から
実業家・大倉邦彦がこの地に広大な土地を所有し、「大倉山梅園」を整備したことから名付けられた。現在も駅近くには大倉山公園が広がっており、かなり広い敷地を持つ。特に梅の季節には、梅林を目当てに訪れる人も多い。
💰 大倉山駅前の家賃相場 ★2
🧍単身(1R・1K)
👉 7〜10万円前後
👫カップル(1LDK)
👉 11〜16万円前後
👨👩👧ファミリー(2LDK〜)
👉 16〜25万円前後
各駅停車駅で単一路線ながら、家賃相場は意外と高めの部類。特にファミリー向けは需要が強く、築浅・駅近になるとかなり強気の賃料設定も多い。
東横線ブランドに加え、落ち着いた住宅街・商店街文化・治安の良さなどが評価されており、“住環境の良い街”として安定した人気を持っている。


緑が多く、整備されている物件が多い。大倉山らしく、洋風でおしゃれな物件も多くみられる。
🚃 大倉山駅前の通勤通学快適度 ★3
急行は停車しないものの、菊名・綱島に挟まれた立地で利便性は高い。渋谷・横浜方面へ1本でアクセスでき、通勤通学需要は強い。
また各駅停車駅としては1日平均約5万人が利用しており、朝ラッシュ時の混雑はかなり激しめ。駐輪場はあるが、駅から離れている所もある。


駅前の駐輪場が空いていれば!しかし予約でいっぱい。当日利用もすぐに満車に。


バス停は駅前なので便利です。
🚗 大倉山駅前のマイカー利用 ★3
環状2号や綱島街道が近く、幹線道路へのアクセスは悪くない。首都高新横浜出入口も車で約10分と比較的アクセスが良いエリアである。
しかし駅前のエルム通りは路上駐車も多く、道幅も狭い上に人通りも多いため、車ではやや走りにくい。さらに路地へ入ると住宅街らしく細い道や一方通行も多く、坂道も多いため、運転に慣れていないと意外と気を使う街でもある。
月極駐車場代は1.5〜2万円前後と現実的価格。


駅前の通りは路駐が多い。これを交わして走るがちょっとしたストレス。道路横断する歩行者・自転車も多い。


綱島街道は広くて走りやすい。

コインパーキングはだいたい1日1,000円前後
👤 大倉山駅前の単身適正 ★3
街の雰囲気も良好。商店街も充実しており、落ち着いて暮らしたい単身社会人には向いている。
しかし東横線沿線らしく家賃相場は高め。さらに街全体がファミリー寄りの空気感で、深夜営業の店や娯楽要素も少ない。利便性は高いものの、“単身向けコスパの良い街”というタイプではない。家賃の高さと繁華街、企業拠点からの距離でがいこく人はあまり選ばない街。


物件数もあり、街も充実。ややファミリー寄りな街ではあるが単身者も十分快適に住める。ただし各停駅にしては家賃の高さがネック。
👨👩👧 大倉山駅前のファミリー適正 ★5
落ち着いた住宅街と商店街文化のバランスの良さが強み。治安も比較的良好なエリアである。駅前のエルム通り商店街には日常使いできる店が揃っており、生活利便性は高い。
ファミリー層も多いため、街全体に落ち着いた空気感がある。駅から少し離れると閑静な住宅街が広がり、子育て世帯からの支持も強い。家賃・物件価格は高めではあるものの、戸建て・マンションともに比較的物件数は多い印象だ。


ファミリー物件は充実。スーパーなどの買い物拠点も充実。そして以外に病院・薬局が多いのが安心。
大倉山という文化的ブランド、スーパーの多さ、治安の良さ、教育意識の高さ、学校の広さ、道の安全性、娯楽施設の少なさなど文化的で穏やかな中流ファミリー街という言葉が合う。ファミリー適正はかなり高い。
🛒 大倉山駅前のショッピング ★4
駅前最大の特徴は、やはり「エルム通り商店街」の存在感。スーパー・ドラッグストア・飲食店・個人商店などが長く続いており、日常生活レベルの買い物にはかなり強い。
普段使いのスーパーも充実しており、東急ストア・マルエツ・ライフ・ヨークマート・MEGAドン・キホーテなど選択肢はかなり広い。日用品や食料品の買い物で困る場面は少ないだろう。
大型ショッピングモールや娯楽型商業施設は少なく、生活密着型の住宅街という色が強い。


駅前すぐの東急ストアと駅からすぐのマルエツ。平日の昼間でも利用者が多い


ライフとヨークマート。特にライフは駐車場が充実している。


鮮度抜群の八百屋もあり、さらにちょっと離れるがMEGAドンキもあり日々の日用品は買い物天国。
🍜 大倉山駅前のグルメ ★3
エルム通り商店街を中心に飲食店は比較的充実しており、チェーン店だけでなく昔ながらの個人店も多い。ラーメン屋や街中華というより洋食屋・カフェなどオシャレな部類の飲食店が多く、気品あふれる街を象徴している。


飲み屋も充実しているが主張が少なく、品を保ってる。


ラーメン屋も意外と多く、マックスタバなどのチェーン系も充実。

和菓子屋や総菜屋も見られる。
🎮 大倉山駅前のエンタメ ★1
駅前には小規模なカラオケ店がある程度で、娯楽施設はほぼ皆無。ゲームセンターや大型映画館などもなく、“遊ぶ街”というより完全に“暮らす街”という空気感である。これはある意味、大倉山の良い意味での特徴とも言える。
一方で、エルム通り商店街を散歩したり、カフェでゆっくり過ごしたりと、“派手ではない日常型の楽しみ方”が似合う街と言える。

唯一の娯楽施設。ビルの上にある小さなカラオケ屋くらい。パチンコ屋・ゲーセンありません!
🌆 大倉山駅前の街の賑わい ★4
各駅停車駅ながら1日平均約5万人が利用しており、駅前にはしっかりと人の流れがある。特にエルム通り商店街は活気が強く、平日・休日問わず買い物客や地元住民で賑わっている。
近年はシャッター街化する商店街も多い中、大倉山は個人店とチェーン店が共存しており、“生活の街”としての地力を感じるエリアである。
一方で、歓楽街的な騒がしさはなく、夜になると比較的落ち着いた雰囲気になる。派手ではないが、地元密着型の安定した賑わいを持つ街と言える。


エルム通りは常に人で賑わっているが、多すぎるというわけではない。


駅を境に西がエルム通り、東がレモンロードという商店街名。エルム通り先はオリーブ通りと街のブランディング思想が出ている。

📈 大倉山駅前の不動産投資適正 ★3
区分マンション:表面利回り 4〜5%前後
築古区分・小規模アパート:5〜7%前後
一棟アパート:5〜6%台前半
戸建て賃貸:4〜6%前後
東横線ブランドと住宅街人気が強く、価格帯は売買価格・家賃共に強気。
利回りは伸びにくい。一方で賃貸需要は安定しており、“低空室・安定運用型”のエリアと言える。
昔からの商店街が強く根付いており再開発はない物の安定した投資が可能。


戸建ても多い。単身用・DINKS・ファミリー・戸建てとバランスよい
まとめ
落ち着きすぎている隣の菊名、賑やかすぎる綱島・日吉とはまた違い、大倉山は“程よく華やか”な空気感を持つ街である。エルム通り商店街を中心に人の流れや生活感がありながらも、住宅街としての落ち着きも維持されている。
また急激な再開発で街並みが一変するタイプではなく、少しずつ街が成熟してきた印象が強い。そのため、派手さよりも「安定して長く住みたい」という人に向いている住宅街と言える。
おまけ


大倉山の名前の由来ともなっている大倉山記念館。昔は大倉財団が運営していたが、現在は横浜市が管理している。この街を語るにかつて実業家大倉邦彦の影響が大きい。大倉邦彦は
・文化的な高級住宅街を作りたい
・学園都市の様な街にしたい
・精神文化を重視した理想都市を作りたい
と、いう思想で街を統一。街に見られる洋風(ギリシャ風)建物やエルム通りなどの名前もここからきている。エルム(ニレ)は西洋で学園都市・並木道・知性・落ち着きなどの象徴として使われている。




街には古代ギリシャ・ローマ風デザインの柱が良く見られ、通りには木や花が鮮やかに飾られている。



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