京浜東北線の隣駅は巨大ターミナル・川崎駅。一般的には、このような巨大駅の隣駅は商業機能が吸収され、駅前はあまり発展しないケースが多く見られます。しかし鶴見駅前は、大型商業施設や長大な商店街が並ぶ独自の繁華街を形成しています。その理由は大きく3つ考えられます。
① 京浜工業地帯の中心として発展が著しすぎた
川崎・鶴見臨海部には日本有数の工業地帯が形成され、長年にわたり多くの企業と労働者が集まりました。巨大な雇用人口と住宅需要は川崎駅前だけでは収まり切れず、鶴見駅前の発展を支えた最大の要因と言えるでしょう。
② 鶴見川が都市圏を分けた
川崎駅と鶴見駅の間には鶴見川が流れています。この地形的な区切りによって生活圏が分かれ、都内側は川崎駅、横浜側は鶴見駅を利用する人が多くなりました。その結果、鶴見駅も独立した商圏として発展したと考えられます。
③ 丘陵地が巨大バスターミナルを生んだ
鶴見駅西側には丘陵地帯が広がり、鉄道路線を延ばしにくい地形でした。そのため、住宅地から駅へ向かうバス路線が発達し、全国的にも有名な巨大バスターミナルとなり駅前が発展した
これらが組み合わさった結果、「巨大駅・川崎の隣駅」でありながら、鶴見は独立した商業都市として発展した
